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本研究室の歴史
本研究室は1995年6月に開設され、初代教授渡部終五先生のもとで水圏生物を研究対象とした遺伝子研究・タンパク質研究などを推進してきました。2009年4月に本研究室と水産化学研究室を兼任していた渡部終五先生が水産化学研究室に専念されることとなり、本研究室の後任として浅川修一教授が着任しました。従来、本研究室で進められていた様々な研究は水産化学研究室にて引き続き進められるとともに、本研究室でも新たな側面からそれらの一部に参画し、共同して推進しております。 浅川教授の着任後は上記に加えてバクテリアやイルカ・クジラ類など幅広い水圏生物を研究対象として、ゲノム解析や相関解析、RNAの機能解析なども行ない、基礎的な生物学研究から応用的研究にいたるまで、様々な研究を推進したいと考えております。

本研究室の主題
海は生命のふるさとであり、ここには異なる進化の段階を示す多種多様な生物が生息しています。さらに、湖沼、河川を含めた水圏に生息する生物は各々の環境に適した機能を獲得し、独自の生活史を発展させてきました。水圏生物の生体分子の構造、機能の比較、解析はその分子がどのように進化してきたのかを教えてくれるだけでなく、人間との関わり合いがどうあるべきかを提示してくれるのです。
水圏生物工学研究室では、魚貝類やプランクトンを研究対象に選び、遺伝子およびその情報から翻訳される機能成分のタンパク質が、発生、成長、適応、生殖、老化といった生命現象にどのようにかかわっているのかを、遺伝子工学、生化学、細胞生物学的なアプローチで探り、水圏生物の遺伝形質を地球上の遺産として保護するとともに、その調和のとれた利用を主題としています。

東京大学

水圏生物工学研究室

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